強靭な女騎士「ダクネス」考察(ﾐﾅﾐｨ…さんより)
はじめまして ﾐﾅﾐｨ…といいます。
発売からじわじわ使用率が上がってきており、今じゃ警戒しないわけにはいかなくなった強靭な女騎士「ダクネス」について紹介します。
採用カードそれぞれについての説明と大まかな動かし方、各パートナーに対しての立ち回りについて書こうと思います。
レシピは最近自分でも回していたということもあり、後期浜松二位及び山形二位の直ダメ型と言われているものを使います。
各採用カード解説
キャラ
強靭な女騎士「ダクネス」（真ん中）
リベンジを当てられない限りは伸び続けるサイズと少量の焼き。
焼きが（実質）入らないことと専用カズマのレストガード付与による真ん中の除去られにくさと、ダスティネス邸の復帰テキストにより防御面をパートナーのみに依存しても十分な受け性能の高さを持ちます。
書いてあるテキスト自体は短いので一見動きの幅は狭いように見えるのですが、フレンドの豊富すぎるテキストと自身のテキストでケータイを使いまわすことによりとても器用な攻めをすることもできます。
アークウィザード「ゆんゆん」（ＲＲゆんゆん）
マリガン基準にもなる初手キャラその１。
焼き（めぐみんダクネス）や減少（アクアダクネス）をするのは当然ながら、ダスティネス邸やアルカンレティアを表にしたり事故時の復帰（ダクネス単騎）など仕事の多いキャラ。
Ｒゆんゆんやカズマの乱入コストにすることで出し直して、１ターンに２回以上効果を使える状況をなるべく多く作っていきたいところです。
デストロイヤー討伐「キース」
主な役割は２種類のバニルを使った高打点直ダメショットのパーツ。
（直ダメショットの解説は翠さんのアクアの記事に載っています）
ショットターンにカズマの上に乱入するのが主ですが、焼きでダメージが通りにくい相手には序盤から出して直ダメを刻んでいくことも。
ダスティネス家臨時執事「カズマ」
専用フレンド。
役割はほぼ真ん中のサイズを上げることのみ、稀にドロソと真ん中の連パン起動。
相手の面をすべて焼いたときに真ん中に貫通がついてないということも少なくないので非常に重要です。
２ターン目にＲＲゆんゆんをコストに乱入するのがベストな出し方。
棄権互換をカズマを復帰することにより、レストガード付与イベントに変換したりできます。
更なるレベルアップ「めぐみん」
マリガン基準兼初手キャラその２。
焼きと減少による崩しや真ん中を焼くことによるサイズ上昇、ドロソ、単騎エクストラによる復帰など、「爆裂魔法」と合わせてとにかく仕事が多いです。
これが面に立つ試合と立たない試合では、大きく動きが変わってくるキャラとなります。
攻めテキストが詰め込まれていながら回収メタも持っているところもポイント。
ノゲラの白単騎やDCのシャルル単騎といったキャラ回収単騎、他諸々に刺さります。
エクストラ経由でテキストを二回使うことが強いのですがメタテキストを持っているためほぼ裏で返ってくると思われます。
そういうときはコツ互換を使って１回表にしてからエクストラをすることで、テキストの２回使用ができることも覚えておくといいと思います。
ダスティネス邸のコスト及び焼きの数字が足りない時の補助。
基本的にカズマテキストで公開しているため相手に握っているのが丸分かりというのもあり、ダメージ回復テキストはあまり使うタイミングはないですがとてもいい仕事をしてくれます。
この貴族の令嬢に良縁を！「ダクネス」
ダスティネス邸の復帰テキストは使う回数は多ければ多いほど強いので、ダクネスネームの嵩増し用に採用しました。
念のためララティーナネームも持っているものを。
毎日待ち伏せていた「ゆんゆん」（Ｒゆんゆん）
ＲＲゆんゆんやめぐみんを面に出すためのカード。
これによりテキストを２回以上使うことで強力な攻めをしたり、どちらかが引けなかったときに他のキャラをコストにして疑似的なキャラ回収として使うことも。
これの有無で最後の直ダメショットが３点変わるのでできるだけ相手に触られないようめぐみん単体の３ルックで見えた時はボトムに送って保管しておくのがオススメ。
すべてを見通す大悪魔「バニル」（ＲＲバニル）
あまり面に出てほしくはないけれど出たら出たで仕事をする強カード。
基本的な役割は最後の直ダメショットの核でありながら、何度も殴って無理やり打点を通したり壁になったり焼きの補助まで。
バトルで自身を焼いてＲバニルと入れ替わることで、棄権ケアや相手ターンの曲げもこなします。
魔王より強いかもしれない「バニル」（Ｒバニル）
直ダメショットの最大値を伸ばすカードでありデッキ内で唯一の裏表登場キャラ。
単純にＲＲバニルを裏表登場に変更するカードとしてみても強く、直ダメショットをする際にこちらからスタートすると１点多くなるのも重要です。
エクストラ
このすば
自ターン終了時の方は振り幸系列で曲げられためぐみんを起こすことが主。
相手ターン終了時のドローは非ドロソパートナーであるダクネスにとっては生命線でありこれのおかげで防御札を多く投げた次のターンにも大きく動くことができるようになります。
このすば２
生命線となるドローはこのすばと同じ。
真ん中が絶対に表で返ってくるためかなり動きやすくなります。
直ダメショットをする際にキースを出すコストを確実に確保できるという面でも重要。
ダスティネス邸
ダクネスを真ん中にする最大の理由。
受けに使うのは当然ですが、自分のターンでも使えるということは覚えておきましょう。
水と温泉の都アルカンレティア（アルカンレティア）
減少系デッキに対して最強のメタカード。
相手が永続メタを配置できなければそのまま勝ちもありえますし、セットによる永続メタは爆裂魔法で消すことができるのも強い。
特に意味のない相手にもＲＲゆんゆんの着地が遅かった時などに、とりあえずエクストラを二枚裏にするためのカードとして使うことも。
再びの対峙「カズマ」
めぐみんが面にいないときや山差がついていてとにかくドローをしたくないときに復帰に使うカード。
レベカ仕込みから自傷１点でパートナー連パンに繋げられます。
隠せぬ興奮「ダクネス」
１ターン目に手札を増やすためと直ダメショットをするときに使うカード。
Ｒバニルがキャラカードを要求してくるのでいらなくなったイベントなどを捨てて直ダメを伸ばせるのは○。
ＲＲゆんゆんで表にして面の復帰をすることも。
ＲＲゆんゆん用。
Ｒゆんゆんを絡めて全体４減少は言わずもがな強力で、めぐみんと両方が面にいればイベントを使わずに焼きメタの上から全裏を取ることも。
ＲＲゆんゆん用。
真ん中を焼き落としたいときと、直ダメショットをするときにこれでバニルを焼きます。
石鹸って飲めるんですかね？「めぐみん」
基本的に毎ターン使うカード。
山上の操作による連パンの補助とボトム回避、焼きや手札が少ない時のドローなど役割満載。
イベント
汝に死の宣告を（コツ）
柔らかくなるコツ互換。
焼きメタや耐久の高いキャラの除去はもちろんのこと、微妙に足りない復帰も補います。
このカードを使うことで全裏の状態から直ダメを１０点以上与えられたりとコストの軽い除去札では終わらない１枚。
このことは、内緒ですよ？（棄権）
笑顔の棄権互換。
カズマを起こしてレスガ、めぐみんを起こしてセット割。
起こしたバニルが曲げられたとき真ん中テキストの３焼きで焼いてもう一度起こすことができなくなったりそもそものコストが苦しいことから実質上位互換の「ぱんつ返してー！！」ではなくこちら。
カズマが言っちゃいけないこと言ったー！（貫通無効）
タイトル固有選択式イベント。
これとダスティネス邸のみでほとんどの相手から貰うダメージを０に抑えることができるのでケータイで回収する最優先対象。
セット割として使うタイミングもまあまあある。
自由という名の翼を手に入れた！（自由の翼）
コツで裏をとれない焼きメタを除去する用。
ルミアやキタキツネといったフレンドが大幅に上昇して殴ってくるデッキに対してのメタカードとしても。
小説互換と違って使用後にバックヤードにいかないので再利用が聞くのが○。
こっち来いよ！（リリソロ）
最後の抵抗互換。
シビアな手札管理の緩和や足りない焼きの補助に。
爆裂魔法
ほぼノーコストのセット割のおまけで相手の控えを触るカード。
このカードのおかげでセットでイベント無効をつけてくるタイプの真ん中にも安心して貫通無効が使える。
セット
爆裂道（ケータイ）
ケータイ電話互換。
ダクネスに残された唯一のセット嫁らしさ。
最後の一本（兎の足）
兎の足互換。
序盤の耐久補助と通い妻。
カズマがいないときのうたたね対策として。
フルプレートメイル（指切り）
指切り互換。
アルタイルなどの永続上昇が大きい相手を焼くために必要だったり、このすば相手にアルカンレティアを表にされたときに減少を通すためのカード。
ミラーで非常に重要になる。
回し方
大まかなゲームプランは、
焼いて全裏バトルからダメージを通す
↓
ショット圏内に持ち込んで直ダメでフィニッシュ
です。
マリガン基準はＲＲゆんゆんかめぐみんを最優先に。
セットは特に必要ありません。
１ターン目は準備期間なのでゆんゆんスタートであればダスティネス邸を開いて真ん中単騎エクストラで手札補充。
めぐみんスタートであればめぐみん単騎で手札の質を高めて終了です。
ここは先攻でも後攻でも変わりません。
めぐみんスタートで爆裂魔法とコツがあれば、単騎を絡めての３焼き×３とコツで全裏バトルまでいけます。
しかし、その場合真ん中のサイズを伸ばせていないのでダメージはあまり与えられず、即決するほどの動きではないと判断しています。
２ターン目からは本格的に焼き始めます。
１ターン目に出していない方を出してめぐみん単騎と必要に応じてＲゆんゆんを絡めて全裏を取ります。
このあとＲＲゆんゆんをコストにカズマを乱入できると理想です。
この時１ターン目に出しているのがめぐみんだと、裏で返ってきたためにテキストが使えないことが多々あるのでダスティネス邸を安定して開けるという点においても１ターン目はＲＲゆんゆん着地の方が優秀ですね。
相手のレベルが２で２/２補正のセットがついていると仮定して、
Ｒゆんゆんを絡めてＲＲゆんゆんで全体２減少２回
めぐみん単騎でレベルカードを仕込んでめぐみん３焼き２回で全裏
真ん中テキストで自傷してカズマバウンス乱入でバトル
ここまでやれると本当に強いです。
これにＲダクネスの３焼きで自傷までできていると、真ん中がレベル１でセットなしの状態でも5+(3×4)=１７点貫通連パンなのでかなりのダメージが期待できると思います。
３ターン目からめったにないですが、直ダメショットをすることが可能になります。
この場合での最大値は１４ですので、相手の山の枚数がそれ以下でこちらの状況が整っているのであればそのままゲームを決めましょう。
できないのであれば２ターン目と同じく全裏バトルです。
４ターン目からは直ダメの最大値が１６になります。
その他の点については特に変わりません。
直ダメ圏内なら直ダメ、そうでないなら焼きです。
Ｒゆんゆんが山に残っていないからー３点など現在の状況に合わせて最大値から逆算していきましょう。
受けは基本貫通無効＋ダスティネス邸です。
ほとんどの場合これだけで被打点を０に抑えることができます。
イベント無効系には効きませんがほとんどがセットでつけてくるので爆裂魔法で対処可能です。
そういった中央と当たった時は棄権もセットで抱えておきましょう。
ダクネスにリベンジを当てられていると脇の大型貫通で多少抜けることもありますが、そこは割り切ります。
このデッキを回すときの注意点として、１つはドローで増える手札の枚数に比べて山を掘る枚数が多いことです。
登場コストが２ドロー１ディスのキャラが多く採用されていて、何度もそれを面に出すだけで自分の山札は削れていきます。
そしてめぐみんのテキストでも山を２枚掘りますしカズマのテキストでも山を２枚掘ります。
この辺を考えなしで使っていると、こちらはダメージを与えているはずなのに全然山差をつけれていなかったり、ショット圏内に入ったけれど自分の山の枚数が足りなかったということが大いに考えられます。
なのでドローをする回数に気を付けていきましょう。
このすばこのすば２のドローもめぐみんもカズマもすべて手札の増える枚数は同じです。
もう１つは焼く→直ダメのプランにとらわれないことです。
もちろん焼けるに越したことはないのですが、焼けない場面はいくらでも出てきます。
セット割を爆裂魔法に依存しきっているのでめぐみんに単独先攻＋真ん中に焼きメタセットなどは無理です。
そういった場面は減少で周りを落として、焼きはダクネスに集中して殴るなど臨機応変に対応していきましょう。
意外とこれだけでダメージが入ることもあります。
直ダメについても同様で、貫通無効やダクネスネームが引けずに大ダメージをもらってしまった場合など、どうしても無理な状況は起こり得ます。
そういったときに切り捨てる判断を早めにすることが重要です。
焼き＋減少、高打点パンチ、直ダメの三種類の攻め方ができるので、相手に応じて一番強いプランを取っていきましょう。
苦手な要素としては高打点直ダメになります。
最後に
強靭な女騎士「ダクネス」というデッキはとても強いデッキです。
自分が知っている中で一番回すのが難しいデッキだと思っています。
しかしそれに見合った強さを持っていますし、辛い対面はあっても絶対に勝てない対面がいないところも今のchaosTCGの環境では優秀な点だと思います。
これを見てダクネスを使ってみようという人が増えてくれると嬉しいです。
お疲れさまでした。
